小学生のスポーツクラブチームの監督は素人でもできるか?

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私は過去、小学生向けのバレーボールクラブの監督をしたことがあります。バレーボールの経験は学生の時に授業でしただけでしたが、なんとかできました。何かのきっかけでスポーツチームの指導をすることになった方、参考にしていただければと思います。

経験がないとできない?

答えはNoです。

よく何かの時に監督をしている、と伝えると、昔部活かなにかでやられていたのですか?と聞かれますが、上述の通り学校での受業程度でしか経験はありません。

経験があるに越したことはありませんが、無いからと言ってできないものではありません。

周りにもたくさん似たような方がおられました。

きっかけ

私の場合は娘がバーレーボールチームに所属していて、当時の監督さんが”お父さんも一緒にやりましょうよ”というお誘いに乗り、遊びに行ってました。ある時、その監督さんが辞めることとなり、

その監督さんは経験者の代わりを探そうとしていましたが、周りの父兄に知らない人では不安があるとのことで、私が勤めることとなりました。

何が大事?

入部したてという子も来るので、構え方かや打ち方、形を教える必要はあります。またチームプレーも見るので、技術的な知識は必要です。よって、必要最低限のルールは知っておく必要はあります。

が、ただ技術を教えるよりも、練習に取り組む姿勢など別の部分も教える必要があり、そちらのが重要であると思います。

感動を分かち合う

例えば最初はサーブを打っても相手のコートに届かなかったりします。練習していくうちに入るようになります。この時子供は当然うれしいので、ほめて一緒に喜ぶことで、子供はもっとやりたくなります。

数値化

例えば10本サーブを打って1本しか相手コートに行かなかった子が、次の練習で2本入るようになれば、それは成長なので、これをメモしておいて見せてあげることで、成長、及び次の目標につなげられます。できる子は、例えば練習試合でサービスエースの本数を数えてあげて、若しくは覚えてもらって、それを共有することで同様の成長を見ることができます。

目標設定

バレーボール教室のように、バレーボールを楽しむだけのところでは違うかもしれませんが、大体のチームは何かの団体に属し、試合をすることと思います。となると、試合に勝つ、という事が一つのチームの目標になると思います。

となれば、練習もただ練習をするのではなく、次の試合で勝ちたいから、今日はこれを頑張る、といったように目標を持つのが大事だと思います。今日はサーブを〇〇本決める、など。

また、前回これだけできたから、今日はこれを頑張る。これだけ本数を上げる。

これと、チームの目標を連動させると良いでしょう。チームの目標を決め(今年は〇〇の大会で優勝とか、ベスト△など)、そうするためには、〇〇と△△をしないといけなくて、だからここを頑張っていく。

会社の営業さんが営業成績をグラフ化していたりすると思いますが、それと同じでサービスエースの本数であるとか、スパイク決定数などグラフ化するのも良いでしょう。

役割分担

恐らく、新しい子供が入部すると、上級生が面倒を見てくれるはずです。中には同じ父兄の中に本当に経験された方がおられると思います。そういう方を巻き込めば、技術的な指導は任せることができます。上記の目標設定などを重点的に見る、考えることで、チーム運営はできていくと思います。

ヒント

もしなれない監督業を任された方がおられたら、以下を参考にしてください。

真似をする

試合だったり、練習試合をすると相手のチームの練習メニューを見ることができます。あるチームの練習メニューから1つ良いものを真似します。別のチームからも1つ真似します。すると10チームの良い練習を取り入れることができます(これだけでいえば、自分のチームが一番良い練習をしているかもしれません)

遊びを取り入れる

遊びも立派な練習になります。例えば鬼ごっこ。コートやグランドを〇〇周走れと言っても、大体の子は嫌な顔をすると思います。中には露骨に嫌な顔をして、”えー”と言うで子もいるでしょう。
そんな子供たちに、鬼ごっこしていいよ、というと喜んでします。こういう遊び半分のトレーニングを取り入れることは大事です。

グッズ

少し考えたり、何かを調べたりしないといけないですが、ちょっとした小道具も有効です。小道具を見せると、興味を示すので、練習のとっかかりにはなります。

時にはしかる

いろいろと練習や試合をしていくと、さぼる子が時々出てきます。そういう時には叱ることが必要です。プレーがうまくいかなかったら、ではなく、さぼったら、できるはずのことができなかったら、がしかるタイミングだと思います。

練習は誰のため?

チーム事情にもよりますが、練習場所を確保するのが父兄の場合があります。練習場所が確保できず、”監督、どうしましょう? と聞かれる場面があると思われるのですが、練習は監督のためではないので、子供がどうしたいかで決めるのが良いかと思います。

まとめ

小学生くらいだと、技術そのものよりも、取り組む姿勢だったり、教える事は他にあると思います。むしろこちらの部分のが大きいと思いますので、急遽監督をしなくてはならなくなってしまったとしても慌てる必要はないと思います。子供や父兄と場を共有し、同じ目標に向かって一緒に進んでいく、良い経験と思います。滅多にできる経験でもないかもしれませんので、そういうチャンスがあったらぜひ挑戦してみて頂ければと思います。

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